Exness(エクスネス)の経済指標トレード手法|指標トレードにオススメの指標と注意点を合わせて解説!
Exnessで指標トレードできる?
200倍レバレッジ制限とは?
Exnessは指標の15分前までに200倍レバレッジ制限がかかり、Exnessの特徴である無制限レバレッジやレバレッジ2000倍でトレードをすることができません。
そんなExnessで上手に指標トレードをするコツを今回紹介していきます。
指標トレードを行うにあたって注意点もありますので、最後までご覧ください。
Exnessでは指標トレードが可能
Exnessは指標トレードも複数口座間の両建ても公認されているブローカーです。
一般的な海外FXブローカーではボーナスやゼロカットシステムの乱用防止で、指標トレードや複数口座間の両建て、窓埋めを狙ったトレードなどは禁止されていますが、Exnessではこれら全て公認されています。
ただし、経済指標前後には以下の最大レバレッジが200倍に制限されるルールがあります。
Exnessの経済指標のレバレッジ規制
Exnessでは、重要経済指標発表の15分前から発表後5分(合計20分)の間、最大レバレッジが200倍に規制されます。
そのため、指標直前にレバレッジ無制限やレバレッジ2000倍を用いてエントリーしたり、指標発表直後にエントリーすることはできません。
重要な経済ニュースが公開される15分前から5分後まで、ニュースの影響を受ける外国為替金融商品で発注された新規ポジションの必要証拠金は、最大レバレッジ1:200で計算されます。
重要な経済ニュースの発表スケジュールは、経済指標カレンダーでご確認いただけます。
Exness公式HP
レバレッジ200倍でエントリーできるロット計算例
レバレッジ200倍の必要証拠金の計算式は以下の通りです。(ドル円130円の場合)
130円×10万通貨量÷レバレッジ200倍=6万5千円
つまり、1ロット(10万通貨量)エントリーするのにレバレッジ200倍適用下では、6万5千円必要と言うことです。
ご自身の残高で、最大エントリー可能ロットを計算する場合は、「残高÷6万5千円」で求めることができます。
例えば10万円残高がある場合、「10万円÷6万5千円」で約1.5ロットエントリーすることが可能です。
- 残高1,000円→0.015Lot
- 残高10,000円→0.15Lot
- 残高100,000円→1.5Lot
ドル円レートによって1ロットあたりの必要証拠金は変動するので注意してください。
Exnessで指標トレードをするならスタンダード口座がオススメ
Exnessで人気の口座タイプはスタンダード口座とプロ口座です。
プロ口座でエントリーするのも良いかとは思いますが、スタンダード口座の方が指標トレードには以下の理由で適しています。
- リクオート(約定拒否)が発生しない
- キャッシュバック率が高い
リクオート(約定拒否)が発生しない
スタンダード口座は成行約定なのでリクオートは発生しませんが、プロ口座は即時約定なのでリクオートが発生します。
即時約定はほぼスリッページが発生しにくいというメリットがありますが、デメリットとしてリクオートが発生するため、指標発表時にはレート変動が激しく、すぐに決済することができないためオススメできません。
そのため、リクオートの発生しないスタンダード口座でエントリーする方が良いと言えます。
指値/逆指値決済するならプロ口座でも良い
手動決済ならリクオートの発生しないスタンダード口座の方が適していますが、指値や逆指値によってエントリー/決済する場合はプロ口座でもリクオートは発生しません。
実質コストはプロ口座の方が低いので、プロ口座でエントリーして指値を事前に入れておくか、指標結果を見て指値や逆指値を素早く行うのもありかと思います。
他にも標準偏差の設定をしてプロ口座でも手動で決済する方法もありますが、それをするならスタンダード口座を利用した方が良いかと思います。
キャッシュバック率が高い
Exnessのスタンダード口座のキャッシュバック率は40%ですが、プロ口座は25%です。
キャッシュバック率が1.6倍違う理由はスタンダード口座とプロ口座のスプレッドも約1.6倍異なるためです。
指標時では上か下どちらかにレートが飛ぶことが多く、仮に予想していた方向と違う方向に飛んでロスカットされた場合でもキャッシュバック額が多い口座の方が良いため、スタンダード口座の方が基本的には期待値が高いです。
たしかに実質コストはプロ口座の方が低いですが、指標時にスタンダード口座ではなくプロ口座だからゼロカットされなかったというケースは限りなく0に近いです。
ちなみにExnessのキャッシュバックは割合計算なので、指標時のスプレッド拡大によって、通常のキャッシュバック金額より増えます
指標トレードにオススメの経済指標
以下の4つの指標は数円吹っ飛ばす破壊力を兼ね備えているため、指標トレードには適しています。
- 米国雇用統計
- CPI(米国消費者物価指数)
- FOMC
- 日銀金融政策決定会合
米国雇用統計
発表時期:毎月第1金曜日
1番指標トレードにオススメなのは米国雇用統計です。
雇用統計は、「失業率」や「非農業部門雇用者数」などの結果によって一方通行に走りやすく、騙しが基本的に少なく綺麗なチャートを描きやすいです。
CPI(米国消費者物価指数)
発表時期:毎月15日前後
雇用統計に続いてCPIも指標トレードにはオススメです。
CPIショックで1日で5円動いたこともありましたね。
FOMC
発表時期:年8回
最も注目されている重要指標です
FRBの利上げ予想観測は、Fed Watch Toolがオススメです。
日銀金融政策決定会合
発表時期:年に8回(毎回2日間)
その他の指標発表と違って、決まった時間に発表されません。
大体11時〜12時に速報結果が流れてきますが、その時間以降の発表になると、金融政策に変更があるために議論が長引いているのではとか巷では言われています。
指標トレードの種類
指標トレードは大きく分けて「指標発表前にエントリーする」と「指標発表後にエントリーする」の大きく分けて二つあります。
どちらかというと後者の「指標発表後にエントリーする」方が、ギャンブル要素が少なくてがオススメですが、指標前にエントリーした方が楽しめはします。
指標発表前にエントリーする
一般的な指標トレードで、指標発表前にエントリーし、指標結果発表後に決済する方法です。
指標発表後にエントリーする
こちらの指標発表後にエントリーする方法は、主に2つあります。
指値でエントリーするパターン
テクニカル分析(水平線やチャネルライン、移動平均線、値幅など)で一旦利確が出やすいレートに事前に指値をおいておくトレード手法です。
指標発表直後はレートが一瞬で動き、狙っていたところで入れないことが多々あります。
上と下どちらにも指値をおいておく人も一定数います。
手動エントリーするパターン
指標結果を見た後にエントリーする手法です。
「雇用統計はゼンモ(全戻し)」と前はよく言われていたように、全戻りを狙ってトレードするトレーダーも一定数います。
特に急騰した場合は、ジリジリ上がっていく場合と比較して、ある程度の利確や新規売りも出やすいので、指標の結果を確認してから入るのでも遅くはありません。
Exnessで指標トレードのコツ
ここからはExness指標トレードの様々な方法を解説していきます。
シンプルに単一口座でエントリーする方法ではなく、複数口座を用いた指標トレードを解説していきます。
ただし、やり方によってはやりすぎるとExness側から連絡がくる場合もありますので、注意してください。
方法①レバレッジ200倍下で複数口座で両建てする
こちらは0.7円以上指標で飛べば理論上プラスになるトレード手法です。
やり方は簡単で、2口座用意してレバレッジ200倍でフルレバレッジで逆方向のポジションを取ります。先ほど紹介した通り、レバレッジ200倍ではドル円1ロットポジションを取るのに6万5千円必要です。
今回は、1万円ずつ口座Aと口座Bに入金(合計2万円)し、ドル円ロングとショートを0.15ロットずつ行う例を使って解説していきます。
口座A:ドル円0.15ロットロング
口座B:ドル円0.15ロットショート
1万円で0.15ロット保有した場合、0.1pips当たりの損益が15円なので、1万円ゼロカットまで約66pips(うちスプレッド1.1pips)あります。
つまり理論上、0.7円(70pips)以上指標で一方にぶっ飛べばプラスになります。
片方はゼロカットされてしまいますが、もう片方ではゼロカットされた金額以上に利益が出る計算になります。
具体例を見てみましょう。
成功例:指標で1円(100pips)レートが動いたとき
例えば、指標前はドル円レート130円で、指標発表で131円になった場合を見てみましょう。
指標前
口座A:ドル円0.15ロットロング
残高:10,000円
評価益:−165円(スプレッド代)
有効証拠金:9835円
口座B:ドル円0.15ロットショート
残高:10,000円
評価益:−165円(スプレッド代)
有効証拠金:9835円
指標後
口座A:ドル円0.15ロットロング
残高:10,000円
評価益:14,835円
有効証拠金:24,835円
口座B:ゼロカット
残高:0
上記に加えてキャッシュバックも発生(66円〜)
指標前の2口座合計有効証拠金が19,670円に対して、指標後は24,835円と約5000円のプラスになります。
成功例:指標で2円(200pips)レートが動いたとき
例えば、指標前はドル円レート130円で、指標発表で132円になった場合を見てみましょう。
指標前
口座A:ドル円0.15ロットロング
残高:10,000円
評価益:−165円(スプレッド代)
有効証拠金:9835円
口座B:ドル円0.15ロットショート
残高:10,000円
評価益:−165円(スプレッド代)
有効証拠金:9835円
指標後
口座A:ドル円0.15ロットロング
残高:10,000円
評価益:29,835円
有効証拠金:39,835円
口座B:ゼロカット
残高:0
上記に加えてキャッシュバックも発生(66円〜)
指標前の2口座合計有効証拠金が19,670円に対して、指標後は39,835円と約2倍の残高になります。
ただし、2円以上飛ぶ指標はそうそうありません。
失敗例:指標で0.5円(50pips)しかレートが動かなかったとき
例えば、指標前はドル円レート130円で、指標発表で130.5円になった場合を見てみましょう。
指標前
口座A:ドル円0.15ロットロング
残高:10,000円
評価益:−165円(スプレッド代)
有効証拠金:9835円
口座B:ドル円0.15ロットショート
残高:10,000円
評価益:−165円(スプレッド代)
有効証拠金:9835円
指標後
口座A:ドル円0.15ロットロング
残高:10,000円
評価益:7335円
有効証拠金:17,335円
口座B:ドル円0.15ロットショート
残高:10,000円
評価益:−7665円(スプレッド代)
有効証拠金:2,335円
指標前の2口座合計有効証拠金が19,670円に対して、指標後も19,670円と変わりません。
指数が予想通りで、そこまで動きがなかったときは、往復のスプレッド代分(330円分)マイナスになります。
失敗例:指標で0.7円(70pips)動いて全戻しした場合
1番最悪な片方の口座がゼロカットされて全戻しパターンです。
指標前
口座A:ドル円0.15ロットロング
残高:10,000円
評価益:−165円(スプレッド代)
有効証拠金:9835円
口座B:ドル円0.15ロットショート
残高:10,000円
評価益:−165円(スプレッド代)
有効証拠金:9835円
指標後
口座A:ドル円0.15ロットロング
残高:10,000円
評価益:−165円(スプレッド代)
有効証拠金:9835円
口座B:ゼロカット
指標前の2口座合計有効証拠金が19,670円に対して、指標後は9835円と半分になってしまいます。
指標で66pips以上動いて全戻しした場合は、片方の口座がゼロカットされた状態で建値に戻ることになります。
上か下かの2択ではなく、0.7円飛ぶかどうかの2択です
方法②レバレッジ規制前に複数口座でエントリーしておく
Exnessは一般的に指標の15分前にレバレッジ制限が入ります。
指標の20分前などレバレッジ200倍制限が入る前に、2口座用意して逆方向にエントリーしておきます。
口座A:ドル円5ロットロング
口座B:ドル円5ロットショート
理想はレバレッジ無制限やレバレッジ2000倍が利用できるタイミングで、両口座資金抜きをして残高を0円にしておくことです。ただし、これをするためには1時間前以上早くから入っておく必要があります。
資金抜きさえできていればノーリスクで大きな利益を狙うことができますが、指標までの15分間の間に建値に戻ってくるリスクもありますし非常に難易度は高いです。片方だけでも資金抜きができると期待値は高くなります。
ただし、ルール内であってもブローカーに嫌われるトレードをしすぎると注意されます。
レバレッジ200倍でも十分な利益が見込める
そもそもレバレッジ200倍であっても十分な利益が見込めます。
国内FXの最大レバレッジは25倍なので、国内FXの8倍のレバレッジを効かせることができます。
他ブローカーの検討もあり
Exnessでは最大レバレッジ200倍制限が入るので、他ブローカーで指標トレードをするのを検討してみても良いかと思います。
もしもレバレッジ200倍で満足できない場合は、Axi(レバレッジ1000倍)やThree Trader(レバレッジ500倍)を利用しましょう。
AxiもThree Traderも指標トレードは公認されています。
Axi
Axiはレバレッジ1000倍です。
ただし、Axiのゼロカットは自動ではなく承認制で、一応20,000ドル(約260万円)以下の場合はゼロカットされます。
基本的にマイナス残高が20,000ドル以上になることなど通常では考えにくいですが、完全ゼロカット対応ではない点には大口トレーダーの方は注意が必要です。また、ゼロカットには比較的時間がかかります。
レバレッジ1000倍のマイナス残高20,000ドルはスイスフランショックなどの大きめなショックが起こる以外は基本的に考えられません。
Three Trader
Three Traderはレバレッジ500倍です。
Axiと同様にゼロカットは承認制ですが、ゼロカット判断は、金額ではなく他口座と両建てをしているか、不正取引の有無でゼロカットされるか決まります。
ゼロカットを悪用した両建てトレードが禁止されています。
そのため、単一口座でエントリーしている分はゼロカットされますので、Exness同様安心して指標トレードできるブローカーです。
Exnessで指標トレードをする注意点
最後にExnessで指標トレードをするにあたっての注意点を2つ紹介します。
レバレッジ200倍に規制されたら両建ても完全解除できない
レバレッジ規制が入る前(無制限レバレッジを利用できる時間帯)に両建てをしておいて、指標発表直前に片方決済すれば良いのでは?と思う方もいるかと思います。
ただし、現在こちらの方法ではレバレッジ200倍で保有できるロット数までしか両建て解除することができません。
具体例を挙げるなら、無制限レバレッジを用いて10万円でドル円ロングとショートで5ロットずつ(合計10ロット)両建てをしていても、レバレッジ200倍規制が入っていると約1.5ロット分しか(合計8.5ロット)一度に解除することができません。(ドル円135円計算)
これは、レバレッジ200倍規制によって、口座の余剰証拠金が不足しているためです。
参考までにExness公式HP「ヘッジ(両建て)注文を決済できない場合」でも例付きで解説してありますので、チェックしてみてください。
複数口座を利用した指標トレードをやりすぎると連絡がくる場合も
基本的に、Exnessは指標トレードも公認、複数口座を使用した両建て取引も公認しており、取引ルールがほとんどない海外FXブローカーですが、ゼロカットシステムを乱用するようなトレードをしすぎると注意がくる/もしくは制限がかかる可能性があります。
指標トレード自体をする分には問題はありませんが、ブローカーに嫌われるようなトレードについてはやりすぎ厳禁です。
終わりに
Exnessでは指標トレードは可能ですが、レバレッジ200倍制限があるので指標トレードに適しているかと言われたら、もっと他に適しているブローカーはあります。
Exnessの魅力の1つである資金抜きを上手に活用するのが賢く指標トレードできる方法かと思います。
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