Exnessで法人口座は開設できなくなった?|以前の法人口座開設条件も合わせて解説
Exness(エクスネス)の法人口座について解説していきます。
以前はエクスネスで法人口座の開設ができましたが、2023年6月に新規での法人口座の開設受付が中止されました。
先日日本の金融庁の警告を受け、公式の日本語サイトも閉鎖されましたが、法人口座の受付も変わりました。
再開の目処は立っていないということですが、念の為以前の法人口座開設条件なども合わせて解説していきます。
以前のエクスネス法人開設条件
Exnessの法人口座は、以下の「1」もしくは「2」条件を満たされているお客様限定で受け付けをしていました。
1) 40%以上の報酬率を維持されているExnessブリリアントパートナー様(いわゆるIB)
2.)プレミア・シグネチャーのお客様
法人口座開設のための必要提出書類
■Application form 申込書(英語記入)*日本語の解説を添付
■Certificate of incorporation 登記簿謄本・全部履歴事項証明書(cert of all matters)
■Certificate of directors and secretary or equivalent 取締役一覧
■Certificate of shareholders or equivalent 株主名簿
■Memorandum and Articles of Association or equivalent 定款
■Latest Audited Financial Statements (if any) or Management Accounts (if any) 最新の監査済み財務諸表、または管理会計
■POI (Directors and shareholders) 本人確認資料(ディレクター・株主)
■POR (Directors and shareholders) 住所確認資料(ディレクター・株主)
申込書以外は日本語でOKだったようです。
申請から1ヶ月ほどで開設された方もいます。最大で3ヶ月ほどかかることもあるそうです。
個人アカウントと法人アカウントの違い
個人アカウント、法人アカウントもエクスネスの取引環境やプレミア報酬など変わりません。
基本的に海外FXでは税金対策などで法人口座を開設をされる方が多いです。
項目 | 個人口座 | 法人口座 |
---|---|---|
税率 | 15%~55%(住民税10%含む) ※累進課税 | 22.4%~36.8%(地方税・住民税含む) |
経費の範囲 | 狭い | 広い |
損益通算 | 不可能 | 可能 |
損失繰越 | 不可能 | 10年分 |
含み損/含み益の扱い | 損益に含まず計算 | 損益に含んで計算 |
個人と法人の違いは、税率と繰越控除の有無の2つが個人的に大きいと思います。
終わりに
エクスネスで法人口座を開設したいなら、日本以外のエクスネスで受付されている国の海外法人を設立して申請する必要があります。
また、新規の受付は中止されましたが、2023年6月以前に法人口座を開設された方は引き続き利用することが可能です。
アフィリエイト関連などで法人開設されている方もいますが、トレード目的のみで法人開設されている方は本物中の本物なので凄いですね😇